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ちゃんぽんコラム第476号【快速シーサイドライナーに乗って東彼杵町へ】

2015.06.11

長崎駅から大村湾沿いを走る快速「シーサイドライナー」に乗り込んで、東彼杵町(ひがしそのぎちょう)へ出かけてきました。青い車体が爽やかな「シーサイドライナー」は、長崎~佐世保(JR長崎線・JR大村線・JR佐世保線)を走る電車です。先頭車両のどこか無骨な表情が旅情を誘います。

長崎~佐世保を結ぶ「シーサイドライナー」

長崎~佐世保を結ぶ「シーサイドライナー」


 諫早駅を過ぎてしばらくすると、国道34号とさほど離れぬ道筋で大村湾沿いの線路に入る「シーサイドライナー」。このルートは、目的地の彼杵駅(そのぎえき/東彼杵町)まで、長崎街道の彼杵通ともほぼ並んであります。江戸時代、多くの商人や役人、文人墨客が行き交った長崎街道。「シーサイドライナー」が車体をやや海側に傾けながら、ガタン、ゴトンとゆるやかなカーブを描くとき、車窓には江戸時代の旅人たちも眺めた風光明媚な大村湾が一面に広がるのでした。

車窓から望む風光明媚な大村湾

車窓から望む風光明媚な大村湾


 長崎駅から約1時間で彼杵駅に到着。ちなみに、ひとつ手前にある「千綿駅」(ちわたえき)は、レトロ感漂う木造の駅舎と大村湾を一望する眺めで、鉄道ファンならずとも魅了する人気スポットです(普通列車のみ停車。快速は停車しません)。東彼杵町内でJRの駅がある「千綿」「彼杵」は、長崎街道の宿場町でもありました。いまも家並みなどに当時の風情が感じられます。

昭和な感じの千綿駅舎

昭和な感じの千綿駅舎

大村湾を一望する千綿駅

大村湾を一望する千綿駅

 


 ところで、長崎街道はここ「彼杵」の宿から、大村湾を対岸の時津港へ向かう海路もありました。秀吉の時代にこのルートを、禁教令で捕えられ長崎・西坂の丘で処刑されたキリスト教の宣教師や信者らが通りました。その海岸には「日本二十六聖人乗船記念碑」が建っています。

二十六聖人乗船の海岸。近くに記念碑がある

二十六聖人乗船の海岸。近くに記念碑がある

 長崎県のほぼ中央に位置し、三方を緑豊かな山々に囲まれた東彼杵町。お茶(そのぎ茶)の産地として知られ、長崎県の茶の生産量の60~70%を占めます。朝霧の立つ山あいの土地を利用した茶栽培の歴史は古く、江戸時代には地元大村藩の特産品となっていたそうです。
 苦み、渋みは控えめで、のどごしの良い「そのぎ茶」。道の駅「彼杵の荘」で飲んだセルフサービス(無料)のお茶の美味しいこと!堅実で研究熱心なこの土地の生産者の人柄が育んだ、茶葉を傷めないという伝統の製法に、美味しさの秘密があるようです。これまで数々の品評会で高い評価を得ており、昨年は「日本茶AWARD2014」で、消費者が選ぶ日本一美味しいお茶として「日本茶大賞」を同町の生産者の方が受賞しています。

茶や鯨肉など特産品が並ぶ道の駅「彼杵の荘」

茶や鯨肉など特産品が並ぶ道の駅「彼杵の荘」


 陸路・海路に通じやすい地の利で、古くから交通の要衝として栄えた東彼杵町。江戸時代初めから明治期にかけては、捕鯨と捕鯨取引の中心地でもありました。鯨肉はこの地域の食文化に根づいていて、いまでも町内各所で販売されています。この辺りでは、お正月の雑煮にも鯨肉を入れるお宅があると聞いたことがあります。道の駅「彼杵の荘」のレストランでは、「鯨入りだご汁」が人気メニューでありました。
 東彼杵町は、多良山系に続く山々に囲まれ、「龍頭泉」など美しい渓谷を擁していることでも知られています。豊かな緑と水に恵まれたこの地域には、遥か大昔から人々の営みがありました。その証のひとつとして、5世紀頃に大村湾一帯を統治していた首長の墓といわれる前方後円墳の「ひさご塚古墳」があります。分け入るほどに自然も歴史も奥深く、興味をそそる東彼杵町。何度でも足を運びたくなる魅力あふれるまちでした。

旅人も利用し、鯨も陸揚げされた旧彼杵港

旅人も利用し、鯨も陸揚げされた旧彼杵港

郷土料理「鯨入りだご汁」は素朴な味わい

郷土料理「鯨入りだご汁」は素朴な味わい

 

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