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第567号【壱岐はよかとこ、すごい島】

2019.03.27

 全国でいちばん早かった長崎の桜の開花(320日)。その後、寒の戻りもあって開花のすすみ具合は、ゆっくり。満開を迎えるのは、新元号が発表される頃になりそうです。今年は多くの人が薄桃色の景色を見上げながら平成の時代に思いを馳せることでしょう。いつも以上に感慨深い桜の季節になりそうです。

3/25のソメイヨシノ(長崎地方気象台)

  さて、先日、壱岐で史跡めぐりを楽しんできた友人から、お土産に「人面石クッキー」をいただきました。ムンクの絵を思わせる人面をかたどったユニークなお菓子で、人気のお土産品のひとつだそう。バター風味のそぼくな味わいでした。お菓子の栞によると、「人面石クッキー」は、弥生時代の多重環濠集落「原の辻遺跡」(国特別史跡)から出土した石製品の「人面石」をモチーフにしたもの。手の平サイズの大きさも現物とほぼ同じで、地元の高校生との協力で生まれたクッキーだそうです。壱岐産の赤米(古代米)をたっぷり使っているとのことでした。

人面石クッキー

  玄界灘沖にある壱岐は、福岡県と対馬の間に位置しています。面積は約140㎢。対馬の5分の1ほどです。地形的な特徴は、島全体が低く平らだということ。島内で高度100メートルを超える山はわずかで、なだらかな山頂近くまで豊かな実りをもたらす耕地が開かれています。また、海側はリアス式海岸で、近海の漁場にも恵まれ、浦々を拠点に漁業も盛んに行われてきました。

 壱岐は対馬や五島とともに国境の島のひとつとして、古くから海上交通の要衝でもありました。大陸との交流がうかがえる史跡のひとつが前述の「原の辻遺跡」(壱岐市芦辺町・石田町)です。ここは、平成7年に『魏志倭人伝』にある「一支国」の王都であると特定されました。同じく、弥生時代の環濠集落遺跡「カラカミ遺跡」(壱岐市勝本町)では、中国大陸や朝鮮半島系の土器のほか、青銅器や鉄器類など多くの出土品がみられ、そのなかには、日本でもっとも古い(紀元前1世紀)とされるイエネコの骨も発掘されています。

 弥生時代に続いて、島内に10数カ所も点在する古墳群も壱岐の歴史の奥深さを物語っています。金銅製の馬具が出土した「笹塚古墳」、長崎県最大の前方後円墳「双六古墳」など、どこか謎めいた古墳時代の息吹を肌で感じることができます。

双六古墳

  また、壱岐は神社の多い島でもあります。その数は150を超えるとか。壱岐は、古事記の序章にある「国生み神話」のなかで、イザナギ、イザナミの夫婦神が生んだ八つの島(のちに日本となる島々)のうちのひとつ。そんな神さまとのゆかりの深さが神社の多さにあらわれているのかもしれません。壱岐の代表的な神社のひとつが島のほぼ中央に位置する「住吉神社」(壱岐市芦辺町)。毎年12月には、壱岐神楽のフィナーレを飾る「壱岐大大神楽」が奉納されています。同じ芦辺町の内海湾には、日本のモンサンミシェルとも称される「小島神社」があります。大潮の干潮時に参道があらわれ、自然のパワーと不思議を感じられる神社です。

小島神社

  壱岐は、自然が生んだ奇岩や造形美に出会える島です。代表的なのが「猿岩」(壱岐市郷ノ浦町)です。その姿はそっぽを向いた猿のよう。また、島の東側にある八幡半島の先の断崖絶壁、「左京鼻」(壱岐市芦辺町)は、総延長約1kmにもおよぶ海蝕崖で、玄武岩特有の柱状節理が見られます。海中に突き出た柱状節理は、「猿岩」とともに、壱岐の島誕生神話に登場する八本の柱のひとつ「折柱(おればしら)」と伝えられているそうです。

 歴史も自然も、魅力満載の壱岐。ゆっくり、のんびり旅してみませんか。

猿岩

 

左京鼻

 

※写真(双六古墳、小島神社、猿岩、左京鼻):Y.sadaoka

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