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第581号【金木犀・銀木犀と長照寺】

2019.10.23

台風19号の被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。一日も早く復旧し日常生活にもどれますよう、心よりお祈りいたします。

 

 長崎くんちが終わると、とたんに秋めく長崎のまち。この時期、必ず訪れるのが寺町通りにある長照寺です。境内に植えられた金木犀(キンモクセイ)と銀木犀(ギンモクセイ)の花と甘い香りを間近で楽しむのです。

寺町通り

 

 長照寺の山門をくぐると銀木犀、参道の階段をのぼった先の本殿前に金木犀が植えられています。どちらも中国を原産地とするモクセイ科の常緑樹で、遠目には区別がつきにくいのですが、花の色が違います。金木犀は橙色の小花、銀木犀は黄色味がかった白い小花を密生。秋の開花時に芳香を漂わせます。風に運ばれてくるこの香りで、秋の深まりを感じる人も多いはず。香りは、金木犀よりも銀木犀のほうが、やや控えめでさわやかな印象です。

光栄山長照寺(山門)

 一般には、橙色の花の金木犀のほうが知られているようですが、基本種は銀木犀のほうで、その変種が金木犀だそうです。ちなみに木犀の「犀」は動物の「サイ」の字を使っています。これは、金木犀・銀木犀とも、樹齢を重ねた樹皮が、サイの肌に似ていることによるものだとか。確かに、しっかり張った根から立ち上がる幹は、サイのような灰褐色の樹皮に覆われています。

銀木犀(画像中央)

 金木犀・銀木犀の幹は下部で数本に分かれて伸び、枝は全方位に伸びて葉を茂らせます。枝葉は、ほっておいたら伸び放題になるところですが、長照寺の樹は、いつも丸くきれいに剪定され傘のような形。暑い日には涼しい木陰を提供してくれます。

銀木犀の花

 長照寺は寛永8年(1631)に創建された日蓮宗のお寺です。砂紋を描いた敷砂がほどこされ、老松や大きな蘇鉄が見られる境内は、いつ訪れても手入が行き届いていて気持ちがいい。境内には、椿、桜、芍薬、夏水仙など四季折々の花々もさりげなく配され、参拝時の楽しみにされている方も多いようです。

金木犀(本殿前)

 

 寺院ですが、境内には護国殿の鳥居があります。また、病を治してくださるという水徳浄行菩薩さまも祀られています。参拝者は、菩薩さまの頭から水をかけて清め、自分が治してほしい体の部分と同じ所をタワシでこすって、回復を祈ります。訪れる人が絶えないのでしょう、菩薩さまは、よく磨かれてピカピカのお姿をしています。

護国殿の鳥居

水徳浄行菩薩さま

 長照寺の後山には、江戸時代中期、長崎・鍛冶屋町生まれの町人で、天文暦学の第一人者でもあった西川如見のお墓があります。如見は、晩年には徳川吉宗に招かれて謁見。江戸城で天文学に関する意見を述べています。また、如見は、町人としての心得を記した「町人嚢(ちょうにんぶくろ)」、農業や衣食住の心得などを記した「百姓嚢(ひゃくしょうぶくろ)」も著しています。これらは、市井の人々の教訓書としておおいに読まれたそうです。

西川如見のお墓(長照寺後山)

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