おいしい笑顔、長崎から
私たちの使命は、“おいしい笑顔”を追求することで、お客様の「幸せ」に貢献することです。
みろくやのコーポレートスローガンである「おいしい笑顔、長崎から。」にはその想いを込めています。
お客様に「おいしい笑顔」になっていただきたい。
「おいしいひと時を通して、あなたや、あなたと一緒に召し上がる方にホッとやさしい気持ちになっていただきたい。」
そんな想いを大切にして、長崎からおいしいちゃんぽん・皿うどんをお届けし続けています。

ちゃんぽんへの想い

ちゃんぽんは優しさから生まれた愛情料理です。私たちは“おいしく”て“栄養たっぷり”で“優しい”ちゃんぽんの魅力を長崎の地から発信し続けています。

皿うどんへの想い

皿うどんは一度に様々な食感や、香り、味を感じられる楽しい料理です。私たちはその楽しさとおいしさでお客様に喜んでいただきたいと考えています。

みろくやブログ

  • 第647号【11月の夏日を乗り越えて】

     11月のはじめの3連休は、各地で連日の夏日となりましたね。長崎も9月初旬のような蒸し暑さで、道行く観光客は半袖シャツ姿が目立ちました。街路樹のナンキンハゼの紅葉は見られるものの季節の深まりを感じさせるような風景は、まちのなかには少なく、住宅街をぬけ、段々畑が残る鳴滝の山あいまで足を運びました。そこで、ようやくススキやセイタカアワダチソウが群生する秋らしい風景が見られました。この異例の暑さも連休明けの雨でひと区切り。気温は下がって秋らしさがもどってきたようです。  市街地散策の道すがら秋の味覚、「グベ」が実っている様子を目にしました。長崎では、「ムベ」のことを「グベ」と呼びます。子どもの頃、学校帰りに道脇でもぎって食べたことがあるなど、ひとによっては懐かしい思い出と重なる食べ物でもあります。種が多く、食べられる部分は少しですが、とろみのある果肉は甘くておいしい。アケビによく似ていますが、アケビのように熟すと実が裂けるということはありません。また、葉にもわかりやすい違いがあり、「ムベ」は常緑性でツヤのあるしっかりとした葉ですが、アケビは落葉性でやわらかな葉です。  11月の秋晴れの下、長崎港と市街地の景色を撮るために鍋冠山(なべかんむりやま)へも足を運びました。鍋冠山は長崎港を囲む山のひとつで、南山手にあるグラバー園の背後に位置しています。標高約169mの低山で、グラバー園の第2ゲート付近から、整備されたコンクリートの階段の歩道を利用すれば、頂上まで15分もかかりません。頂上には回廊形式の展望台があり、港や市街地はもとより、まちを囲む山々の姿やその向こうの眺望までぐるりと楽しめます。この日は、長崎港内に大きな帆船の姿もありました。11月最初の土日に4年ぶりに開催された『長崎帆船まつり』に参加するために入港した「海王丸」(全長約110m)でした。  鍋冠山からの下山途中、樹木のてっぺんでさえずる鳥を見つけました。人の手が届かないたいへん見晴らしがよさそうな場所です。カメラのズームを通して見ると、モズでした。モズは里山に近い林などに棲息。秋になると見通しのよい高い所で、高鳴きをして縄張りを主張します。このモズも、まさに高鳴きの最中だったようで、喉元を大きく膨らませたり、凹ませたりしながら鳴いていました。   今年は夏の猛暑や11月初旬の夏日など、いつもとは違う気象が相次ぎましたが、秋に大陸から日本に渡ってくるジョウビタキは、例年と変わらない時期(10月中旬)に見かけたので、ホッとしました。長崎の市街地では、この秋も若いアオサギ、シロサギ、イソシギの姿が見られ、次の世代が育っている様子です。これからも、まちなかで生きる野鳥をとりまく環境が、よりよい方へ向かうことを願うばかりです。

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  • 第646号【秋だ!祭りだ!】

     10月に入ってから、中島川ではキセキレイ、ハクセキレイが活発に飛び回る姿を目にするようになりました。ようやく、秋めいて過ごしやすくなってきましたね。食や催しなど、何かと楽しみの多いこの季節を存分に楽しみたいものです。  長崎くんちが4年ぶりに開催されました。今年の踊町(おどりちょう)は、桶屋町(本踊)、船大工町(川船)、栄町(阿蘭陀万歳)、本石灰町(御朱印船)、丸山町(本踊)、万屋町(鯨の潮吹き)の6ケ町。踊町の役割は、本来なら7年毎に回ってきますが、新型コロナの影響で、今回10年ぶりの演し物の披露となりました。  10月7・8・9日の本番を前に、10月3日には、「庭見世(にわみせ)」が行なわれました。これは、踊町が傘鉾(かさぼこ)をはじめ、本番で使う衣装や道具、贈られたお祝いの品々などを披露する催しで、まちはお祭りムードに包まれます。大勢の人々がまちに繰り出し、そぞろ歩きながら見物して回るなか、旧友や知人に久しぶりに再会して声を掛け合うといった光景もよく見られます。ご年配の方々の見物客が多いのも、そうした楽しみがあるからかもしれません。  今年の長崎くんちは、開催期間の3日間のなかで、8日(中日)はあいにくの雨に見舞われましたが、7日(前日)、9日(後日)は、薄曇りの間に青空がのぞき、さわやかな秋風が吹きぬけました。長崎くんちは、踊町の多彩な演し物のほかに、諏訪神社にまつられる「諏訪」・「住吉」・「森崎」の3基のみこしを担ぎ渡る「お下り」や「お上り」、そして踊町の旗印である「傘鉾」が練り歩く「傘鉾パレード」や「流鏑馬(やぶさめ)神事」など見所が満載です。今回も、踊り場や沿道の観客から大きな歓声が上がっていました。  長崎市内では、長崎くんちのほかにも、大小たくさんの祭りや伝統芸能が受け継がれています。例年秋に開催されている「長崎郷土芸能大会」は、そうした各地域のさまざまな伝統芸能を一堂に集めて披露しています。第46回目となる今年は、「長崎シャギリ」、「中尾獅子浮立と唐子踊」、「式見女相撲」、「高島鼓響塾(姫大蛇)」、「長崎女子高等学校龍踊」など5つの民俗芸能が登場。会場の長崎市民体育館の観客席はほぼ満席で、多くの市民が楽しんでいました。来年の開催は11月10日だそうです。 地域の歴史や風土がうかがえる伝統の祭りや芸能。いくつもの大きな時代のうねりを乗り越えて、いまに至っているもののなかには、新しい時代の息吹を浴び、新たな表情で歴史を刻みはじめたものもあります。いずれにしても、そこには、人々が失いたくない大切なものがあるよう。時代が大きく変わりつつあるいま、どうしようもなく消えていくものには、ありがとうを。そして、残されたものは、引き続き先人の思いも一緒に次代へ繋いでいけたらいいですね。

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  • 第645号【初秋、シーボルトを想う】

     いままで経験したことのない猛暑と、厳しい残暑に見舞われたこの夏。そんななか、秋の味覚のザクロがご近所の庭で早くもたわわに実っていました。今年は花も早めに咲いたので、果実も前倒し気味なのかもしれません。  この暑さのなか、いつもと変わらぬ元気な姿を見せていたのが、中島川のカワセミです。石橋のアーチをスイ〜とくぐり抜けて来て、川辺の石に留まり水中の小魚をじっと狙っていました。ブルー&グリーンの美しい羽根の印象から、「渓流の宝石」などとも称されるカワセミ。かつては清流にしか棲まないと言われた時代がありましたが、いまでは街なかの川でも見られるようになりました。けっこう、たくましい野鳥のようです。  江戸時代、このカワセミをはじめ日本の多くの動植物に学名を付け西洋に紹介した人物がいました。出島の商館医フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)です。シーボルトは、日本に西洋医学や博物学などを伝え、日本の近代化に貢献。一方で日本の生物や歴史、風俗など幅広いジャンルの調査・研究を行い、帰国後にまとめた『日本』『日本動物誌』『日本植物誌』などを通して、日本を広くヨーロッパに知らしめました。その功績は、はかりしれないものがあります。  野心あふれる27歳の青年シーボルトが、出島に初上陸したのは、1822年(文政6)8月のことです。今年はシーボルト来日200周年にあたり、シーボルトに関するさまざまな講座やイベント、企画展などが「シーボルト記念館」(長崎市鳴滝)や「長崎歴史文化博物館」(長崎市立山)、「出島和蘭商館跡」(長崎市出島町)などで行われています。  節目の年ということで、今回は思いつく限り、シーボルトの名を刻んだ記念碑をご紹介します。もっとも古いのは、シーボルト自身が1826年(文政9)年に出島内の花畑に建立した「ケンペル・ツュンペリー記念碑」です。先達の商館医ケンペル、そしてツュンペリーをたたえた碑文が刻まれています。この石碑が設けられた頃のシーボルトは、鳴滝塾を通して塾生らとの交流があり、また江戸参府も経験するなどして、日本研究に大きな手応えを感じていたと思われます。石碑は、シーボルトの自信と誇りの現れであったかもしれません。また、出島には、1973年(昭和48)に建立された「シーボルト来日150周年記念碑」があります。細長い碑の上部に、若き日のシーボルトの顔が刻まれています。  「県立長崎図書館郷土資料センター」(長崎市立山)の入り口付近には1879年(明治12)に建立された「施福多(シーボルト)君記念碑」があります。篆書体の題字と碑文の揮毫(きごう)は、長崎生まれの書家・篆刻家の小曽根乾堂によるものです。  「シーボルト記念館」に隣接する「シーボルト宅跡(国指定史跡)」の敷地内には、当時の長崎県知事の発議により1897年(明治30)に建立された「シーボルト先生之宅址」の碑があります。また、すぐそばにある「シーボルト胸像」は、来日100周年記念時に設けられたもの。ちなみに1923年(大正12)10月11日に予定されていた来日100周年記念式典は、同年9月1日に関東大震災が起こったため、翌年の4月に延期して行われています。 節目節目に建立されたシーボルトのさまざまな碑。その大きさやデザイン、碑文に、時代ごとのシーボルトへの関心度などが映し出されているようで、興味をそそります。50年後、シーボルトはどんな節目を迎えるでしょうか。  ◎参考にした本/『長崎市史 地誌編 名勝旧蹟部』

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  • お客様の声

    孫が旅行の「みやげ」だと言ってわざわざ我家に持って来てくれました。おばあちゃん「これ」美味しいよと!本当に味がまろやかで美味しかったです。兵庫県 Y・T様中学生の孫が修学旅行で買ってきてくれました。おじいちゃんの大好物やということを覚えていくれていたようです。具を追加しておいしく頂きました。大阪府 S・U様

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