おいしい笑顔、長崎から
私たちの使命は、“おいしい笑顔”を追求することで、お客様の「幸せ」に貢献することです。
みろくやのコーポレートスローガンである「おいしい笑顔、長崎から。」にはその想いを込めています。
お客様に「おいしい笑顔」になっていただきたい。
「おいしいひと時を通して、あなたや、あなたと一緒に召し上がる方にホッとやさしい気持ちになっていただきたい。」
そんな想いを大切にして、長崎からおいしいちゃんぽん・皿うどんをお届けし続けています。

ちゃんぽんへの想い

ちゃんぽんは優しさから生まれた愛情料理です。私たちは“おいしく”て“栄養たっぷり”で“優しい”ちゃんぽんの魅力を長崎の地から発信し続けています。

皿うどんへの想い

皿うどんは一度に様々な食感や、香り、味を感じられる楽しい料理です。私たちはその楽しさとおいしさでお客様に喜んでいただきたいと考えています。

みろくやブログ

  • 第653号【皐月(さつき)】

     中島川沿いにある光栄寺(長崎市桶屋町)では、境内にある樹齢450〜500年といわれる大イチョウが、ふさふさと若葉を茂らせていました。このお寺は、幕末の1854年(安政元)、蘭学を志した福沢諭吉が一時期止宿したことで知られています。諭吉さんは当時19歳。約1年間の長崎滞在中、四季折々に変化するこのイチョウの姿を見たはず。若葉につつまれた季節はどんな気持ちで見上げたでしょうか。  光栄寺にほど近い長崎市民会館横の道路沿いにはイチョウ並木があり、こちらもすっかり初夏の装いです。この界隈には観光スポットの眼鏡橋もあり、ゴールデンウィーク中は、いつも以上の人出で賑わっていました。多くの人がマスクなしで笑顔を見せている光景に、いろいろと制限があった日々を忘れがちになっていましたが、いまあらためて、行きたい場所へ行き、人と会ったり、ものに触れたりすることを自由に楽しめるって本当に幸せなことなのだと感じます。  光栄寺から中島川をさらに上流に向かったところで、カワセミを見かけました。この川ではおなじみの野鳥ですが、春は抱卵の時期なので、巣穴にこもっていたと思われ、この数週間はなかなか姿を確認できずにいました。いまは、卵からかえったヒナたちへ、せっせと餌を運ぶ時期に移ったのでしょう。川面をしばらく見つめていたカワセミは、画像ではわかりにくいですが、下のくちばしが赤みを帯びていたのでメス。(オスのくちばしは、上下とも黒い)。夏いっぱい、オスと協力して子育てに励みます。  さて、ゴールデンウィーク中は、どこの観光スポットも賑わっていたようですが、お出かけしたいけど、静かな場所がいいという方にとっては、穴場ともいえる場所がありました。思案橋電停から徒歩7〜8分。和の庭園と木造家屋が落ち着いた風情を醸す「中の茶屋」(長崎市指定文化財)です。ここは、江戸時代中期に花街「丸山」の遊女屋「中の筑後屋」が設けた茶屋で、全国各地から長崎を訪れた文人墨客らが遊び親しみ、長崎奉行の市中巡検の際には休憩所として利用されていたと伝えられています。  「中の茶屋」の母屋は、昭和46年の住宅街火災の延焼の被害を受け、その後、新築復元されたものですが、庭園は茶屋が設けられた当時の形をとどめているそうです。庭園の樹木のなかで目を引くのが、樹齢200年は超えていると思われる松です。古木ながら枝ぶりに勢いが感じられます。長崎学の基礎を築いた郷土史家、古賀十二郎先生(1879-1954)は、著書『丸山遊女と唐紅毛人』に、「中の茶屋」についてくわしく触れ、「庭園には、枝振りの佳き松が、幾つもあった。〜」などと記しています。  庭園の池を囲むように植えられたサツキが、開花時期を迎えていました。庭木や盆栽として古くから日本人に親しまれてきたサツキ。ツツジより小ぶりの花は、次々に咲いて長く楽しめます。今月中旬には見頃を迎えるそうです。  「中の茶屋」は、平成13年から「清水昆展示館」として活用されています。昆さんは昭和期に活躍した長崎市出身の漫画家で、かっぱの漫画と言えば、ピンとくる方も多いことでしょう。今年は昆さんの没後50年にあたり、その活躍を振り返る企画展が開催されています。昭和の人情味とユーモアあふれる作品の数々に、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。若い人たちにとっては、逆にそれが新鮮に思えるかも。ぜひ、足をお運びください。

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  • お客様の声

    贈答先の方が大変喜ばれ、毎年、心待ちにされています。北陸へ移住し楽しみにして注文しています。とてもなつかしくおいしく頂いております。息子一家も同じ感動をしながらペロリと完食しました。富山県 R・K様いつでも野菜たっぷりボリューミーになる皿うどん。「風邪で全部はムリかな」と食べ始めるがあれよあれよという間に完食。風邪でもそのおいしさを再発見しました。皿うどんの具材は何でも合う。おいしい!しかも冷蔵庫の残り野菜一掃も満足な仕上がりにできちゃう優れもの!長野県 S・U様ちゃんぽん・皿うどんともに家族で美味しく頂きました。特に皿うどんは以前から大好きで工程もより簡単で、自宅でこんなにコク深い味わい皿うどんを頂けて感動しました。写真付きの作り方がかなり重宝しました。東京都 R・O様

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  • 第652号【春の光景あれこれ】

     長崎ではソメイヨシノの開花が当初の予想より1週間ほど遅れ、3月26日に開花宣言が出ました。その後は、『花開く時、風雨多し』などと昔から言われるとおりの天気が続きましたが、花は何とか持ちこたえ、開花から散り際の美しさまでしっかり楽しむことができました。現在、桜前線は東日本を北上中。長崎では葉桜に移行中です。  「♪チョッピー、チョッピーチョ」。4月に入ったばかりの畑に響き渡ったのはホオジロのさえずりです。『一筆啓上つかまつる』などと言っているように聞こえるといわれる独特のさえずりは、きっと誰もが耳にしたことがあるはず。全国に分布する留鳥で赤褐色の小鳥です。スズメに似ていますが、尾羽が長めでやや大きい。くちばしの横あたりが白いので、ホオジロと名付けられました。畑に現れたホオジロは、好物の虫がいたようで、春キャベツをしきりにつついていました。  近所の学校の校庭にある池をのぞくと、アメンボウがスイー、スイーと水面を行き交っていました。水中をのぞくとオタマジャクシやヤゴも発見。小学生の頃、新学期がはじまったばかりの理科の授業で、教室を出て学校の池や畑をめぐったことを思い出します。オタマジャクシはこれから脚が生えてカエルになり、ヤゴはトンボへと成長します。子どもの頃のワクワクがよみがえる春の光景です。  春らしい光景は、まちなかを流れる川に現れるアオサギにも見られました。その長い脚やくちばしが、赤みを帯びていたのです。これは、「婚姻色」と呼ばれるもので、春の繁殖の季節になると見られる姿です。このとき見たアオサギと同じと思われるのですが、同じ頃、ちょっとめずらしい光景を目にしました。アオサギ、コサギ、カワウの三羽がお互いの姿をすぐ目の前にした位置で佇んでいたのです。ふだんは、それぞれのテリトリーを意識してか、あまり近づくことのない彼ら。このときは、たまたま共通の獲物がこの辺りに集まっていたのかもしれません。お互いに、けして目線を合わせない様子が面白かったです。  春になるとスーパーの鮮魚コーナーの一角に、「マテ貝」が並ぶようになります。長崎で手に入るのは、島原半島の砂浜で採れる「マテ貝」、佐世保の針生瀬戸で採れる「赤マテ貝」があるようです。貝殻の色合いが島原半島のものは黄土色で、針生瀬戸のものはその名のとおり少し赤みを帯びた柄が入っています。採り方も違い、砂浜の「マテ貝」は、砂の中に潜り込んだときにできる穴に塩を入れ、貝がピュッと飛び出したところを捕まえます。針生瀬戸の「赤マテ貝」は、漁師さんが、かぎ針のついた仕掛けを海底の砂に突き刺して採る「突き漁」といわれる伝統的な漁法がいまも行われているそうです。   スティック状の個性的な姿をしたマテ貝。「どうやって食べるの?」と聞かれることがあります。実はアサリと同じ二枚貝で、酒蒸し、バター焼き、佃煮などアサリと同様の調理法でいただきます。旨みがあり、味噌汁にすると濃厚な出汁がでます。身は小イカに似た風味と噛みごたえがあります。ちゃんぽんの具材にしてもおいしいですよ。

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