おいしい笑顔、長崎から
私たちの使命は、“おいしい笑顔”を追求することで、お客様の「幸せ」に貢献することです。
みろくやのコーポレートスローガンである「おいしい笑顔、長崎から。」にはその想いを込めています。
お客様に「おいしい笑顔」になっていただきたい。
「おいしいひと時を通して、あなたや、あなたと一緒に召し上がる方にホッとやさしい気持ちになっていただきたい。」
そんな想いを大切にして、長崎からおいしいちゃんぽん・皿うどんをお届けし続けています。

ちゃんぽんへの想い

ちゃんぽんは優しさから生まれた愛情料理です。私たちは“おいしく”て“栄養たっぷり”で“優しい”ちゃんぽんの魅力を長崎の地から発信し続けています。

皿うどんへの想い

皿うどんは一度に様々な食感や、香り、味を感じられる楽しい料理です。私たちはその楽しさとおいしさでお客様に喜んでいただきたいと考えています。

みろくやブログ

  • 第652号【春の光景あれこれ】

     長崎ではソメイヨシノの開花が当初の予想より1週間ほど遅れ、3月26日に開花宣言が出ました。その後は、『花開く時、風雨多し』などと昔から言われるとおりの天気が続きましたが、花は何とか持ちこたえ、開花から散り際の美しさまでしっかり楽しむことができました。現在、桜前線は東日本を北上中。長崎では葉桜に移行中です。  「♪チョッピー、チョッピーチョ」。4月に入ったばかりの畑に響き渡ったのはホオジロのさえずりです。『一筆啓上つかまつる』などと言っているように聞こえるといわれる独特のさえずりは、きっと誰もが耳にしたことがあるはず。全国に分布する留鳥で赤褐色の小鳥です。スズメに似ていますが、尾羽が長めでやや大きい。くちばしの横あたりが白いので、ホオジロと名付けられました。畑に現れたホオジロは、好物の虫がいたようで、春キャベツをしきりにつついていました。  近所の学校の校庭にある池をのぞくと、アメンボウがスイー、スイーと水面を行き交っていました。水中をのぞくとオタマジャクシやヤゴも発見。小学生の頃、新学期がはじまったばかりの理科の授業で、教室を出て学校の池や畑をめぐったことを思い出します。オタマジャクシはこれから脚が生えてカエルになり、ヤゴはトンボへと成長します。子どもの頃のワクワクがよみがえる春の光景です。  春らしい光景は、まちなかを流れる川に現れるアオサギにも見られました。その長い脚やくちばしが、赤みを帯びていたのです。これは、「婚姻色」と呼ばれるもので、春の繁殖の季節になると見られる姿です。このとき見たアオサギと同じと思われるのですが、同じ頃、ちょっとめずらしい光景を目にしました。アオサギ、コサギ、カワウの三羽がお互いの姿をすぐ目の前にした位置で佇んでいたのです。ふだんは、それぞれのテリトリーを意識してか、あまり近づくことのない彼ら。このときは、たまたま共通の獲物がこの辺りに集まっていたのかもしれません。お互いに、けして目線を合わせない様子が面白かったです。  春になるとスーパーの鮮魚コーナーの一角に、「マテ貝」が並ぶようになります。長崎で手に入るのは、島原半島の砂浜で採れる「マテ貝」、佐世保の針生瀬戸で採れる「赤マテ貝」があるようです。貝殻の色合いが島原半島のものは黄土色で、針生瀬戸のものはその名のとおり少し赤みを帯びた柄が入っています。採り方も違い、砂浜の「マテ貝」は、砂の中に潜り込んだときにできる穴に塩を入れ、貝がピュッと飛び出したところを捕まえます。針生瀬戸の「赤マテ貝」は、漁師さんが、かぎ針のついた仕掛けを海底の砂に突き刺して採る「突き漁」といわれる伝統的な漁法がいまも行われているそうです。   スティック状の個性的な姿をしたマテ貝。「どうやって食べるの?」と聞かれることがあります。実はアサリと同じ二枚貝で、酒蒸し、バター焼き、佃煮などアサリと同様の調理法でいただきます。旨みがあり、味噌汁にすると濃厚な出汁がでます。身は小イカに似た風味と噛みごたえがあります。ちゃんぽんの具材にしてもおいしいですよ。

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  • お客様の声

    ずっと気になっていた皿うどんチョコレートを購入して食べました。チョコとの組み合わせが、とても美味しくてファンになりました。バレンタインやお土産でこの美味しさを広めたいです長崎県 T・I様義両親からお土産として頂きました。長崎の皿うどんはこちらのものしか購入しないと話をしており私は今回初めて頂きましたが、本当においしくてびっくりしました。家にいながら長崎の味が楽しめて今度はぜひ自分で購入したいと思っています栃木県 H・F様他のメーカーも試してみましたが、「みろくや」さん以上の味には出会えませんでした。食べたくなると通販で取り寄せています。ギフトにしても大好評です。これからも食べ続けます。これからもよろしくお願いします。神奈川県 M・D様

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  • 第651号【節目の春、龍馬に会いに行く】

     小高い丘の上にある中学校の校庭の片隅で、ハクモクレンが咲いていました。真っ白な花びらが青空に映えてとてもきれい。生徒たちも花を見上げながら行き交っていました。ハクモクレンにはいくつかの花言葉があります。そのひとつが、「自然への愛」。空に向かっていっせいに咲く姿が、春の到来を喜んでいるように見えることに由来するとか。そして、「持続性」という花言葉も。これは、ハクモクレンが1億年前の地層から化石が発見されるほど古くから存在することに由来するそうです。 そんなハクモクレンの見頃が、長崎ではいつもより早めに終わりを告げています。寒さと温かさを繰り返しながら本格的な春へと移行するなか、にわかに気になってくるのが、桜の開花です。今年は、平年並みか平年より早めになるそうで、いまのところ長崎では、「春分の日」頃に開花がはじまり、3月末には満開を迎えるという予想が出ています。  開花前の様子が気になって、桜の名所のひとつとして知られる風頭公園(かざがしらこうえん)へ足を運びました。この公園は、市中心部に近い風頭山の山頂にあります。公園の桜並木は、固いつぼみを無数に付けた状態で、幹や枝がうっすらとピンク色を帯びているように見えました。ここで偶然、枝や幹をついばむ小鳥と遭遇。スズメよりも小さくて、丸みのある姿がかわいい。長い尾羽が特徴的な「エナガ」でした。 さて、風頭公園は「坂本龍馬之像」があることで知られています。この日も、この像のある展望台に、入れ替わり立ち替わりで多くの人がやってきました。風頭山は、その麓から山頂にかけて、龍馬ゆかりのスポットがいくつもあります。中腹には1865年(慶応元年)に龍馬が同志と立ち上げた日本初の商社「亀山社中の跡」、そして、龍馬をはじめ幕末の志士たちが参拝したといわれる「若宮稲荷神社」があります。この神社の境内の一角には、令和4年11月に「坂本龍馬神社」が設けられ、龍馬ファンの注目を浴びています。 「若宮稲荷神社」の参道入口そばには、龍馬がたびたび訪れたという西洋料理店の「藤屋跡」があります。いまでは、筒型のポストや古い石垣など昭和の風情が漂う静かな住宅街となっているこの界隈。龍馬が誰かと語りながら同じ通りを歩いたかと思うとドキドキします。そこから、中島川沿いまで下ると、日本初の営業写真館「上野撮影局跡」があります。日本における写真術の開祖、上野彦馬が1862年(文久2)に開業。ブーツを履き、右手を懐に入れた龍馬の肖像写真はここで撮られました。   幕末という激動の時代に、広い視野と行動力で、大活躍した龍馬。進学や就職など人生の節目を迎える人も多いこの季節、明日への期待と不安を胸に龍馬が闊歩した長崎をめぐれば、何だか、前向きな気持ちになってくるから不思議。龍馬は時空を超えて、人々の背中を押してくれる存在のようです。

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  • 第650号【2024年長崎ランタンフェスティバル】

     2月初旬の九州は雨の日が続き、気温は平年よりやや高め。雨量は多くはありませんでしたが、何だか菜種梅雨を思わせました。菜種梅雨とは、菜の花が咲く季節(3月から4月初旬にかけて)の長雨をいいます。すでに長崎ではあちらこちらで菜の花が満開なので、本当に菜種梅雨だったかもしれません。 2月3日節分の日も、あいにくの雨でしたが、社寺の節分祭には大勢の市民が足を運びました。役目を終えた正月飾りなどを鬼火焚きに投げ込み、しばし火にあたる人々。地震で被災した能登半島に思いを馳せ、無病息災を祈願した人も多かったに違いありません。  例年よりもあたたかな2月となり、いつもなら3月初旬に開花して甘い香りを漂わせる沈丁花も咲きはじめた長崎。そんな天候と3連休が重なったこともあり、『2024長崎ランタンフェスティバル』(2月9日(金)〜25日(日)迄)のスタートは多くの人出で賑わいました。今年は4年ぶりの通常開催とあって、催しも充実。長崎の市中心部は約1万5千個ものランタンやオブジェで彩られ、日が暮れると幻想的な雰囲気に包まれています。  新地中華街会場そばを流れる銅座川には桃色のランタンがゆれています。日没間もない紫色の空は桃色のランタンをより美しく引き立てます。一方、眼鏡橋が架かる中島川は、黄色いランタンで彩られています。月を連想させる黄色のランタンが川面にも映り、とてもきれいです。中島川の川沿いには、十二支のかわいいオブジェが設置されていて、干支を順にたどりながら楽しそうに歩く家族連れの姿がありました。 道沿いに連なるランタンは、催しが行われている各会場へスムーズに人々を移動させる案内役になっています。長々と連なるそのランタンは、さながら龍のようで、道行く人々を見守っているかのよう。目にも温かなランタンを見上げて歩く人々の表情は皆ほころび、偶然隣合わせた方とも、「きれいですね」「いいですね」などと自然に言葉を交わす姿も見られました。  各所に設置されたランタンオブジェは、いずれも伝説の神さまや神獣、歴史上の偉人などをかたどった縁起物。中島川からほど近い長崎市役所新庁舎の玄関前には、魔を除くという伝説の神「鍾馗(しょうき)」のオブジェが設けられていました。このほかチャーミングなオブジェも多いので、お気に入りを探してみてはいかがでしょう。  最後になりましたが、今年(辰年)の『長崎ランタンフェスティバル』のメインオブジェは、「九鯉化龍」(ジュウリイファーロン)です。新地中華街会場の湊公園に設置されています。高さ約10メートル。荒波を乗り越えた鯉が鯱(シャチ)や龍に変わって行く様子を表現していて、「出世」や「進歩」を象徴しているそうです。どんなにたいへんな状況も、日々できる範囲で少しずつ乗り越え、よりよい明日へと進歩していく。一緒に、そんな年にしましょう。

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