おいしい笑顔、長崎から
私たちの使命は、“おいしい笑顔”を追求することで、お客様の「幸せ」に貢献することです。
みろくやのコーポレートスローガンである「おいしい笑顔、長崎から。」にはその想いを込めています。
お客様に「おいしい笑顔」になっていただきたい。
「おいしいひと時を通して、あなたや、あなたと一緒に召し上がる方にホッとやさしい気持ちになっていただきたい。」
そんな想いを大切にして、長崎からおいしいちゃんぽん・皿うどんをお届けし続けています。

ちゃんぽんへの想い

ちゃんぽんは優しさから生まれた愛情料理です。私たちは“おいしく”て“栄養たっぷり”で“優しい”ちゃんぽんの魅力を長崎の地から発信し続けています。

皿うどんへの想い

皿うどんは一度に様々な食感や、香り、味を感じられる楽しい料理です。私たちはその楽しさとおいしさでお客様に喜んでいただきたいと考えています。

みろくやブログ

  • 第664号【令和七年ながさきの春色】

     長崎の桜の開花は3月24日でした。その後、厳しい寒の戻りがあったことで、花がずいぶん長持ちしました。開花から2週間以上経ったいまは、花びらが舞い散る様子を楽しんでいるところです。それにしても近頃は、気温の変化が極端です。桜の季節が終わったらじきに夏めいて来るかもしれないので、いまのうちに春らしさを満喫しておこうと思います。  新年度がはじまり、この春から通勤や通学にJRの駅を利用するようになった方が大勢いらっしゃることでしょう。長崎駅界隈でも、やや緊張気味のフレッシュな顔ぶれが行き交っています。彼らは、これからいろいろな出会いや別れを経験するなかで、この駅舎が大切な思い出のひとつになっていくのだと、あらためて思うのでした。  新長崎駅舎が開業したのは5年前の春でした。その後、駅周辺にはホテルや新しい駅ビルが次々に建ち、整備がすすめられてきました。かつて旧駅舎前にあった高架橋広場はすでに撤去され、広いスペースが生まれていますが、この辺りはまだ工事が続いています。公表されている計画によると、多目的広場が設けられる予定です。樹木が植えられ緑を楽しめるエリアになるよう。いまからとても楽しみです。  寒の戻りが解けたあと、街へ散策に出ると小学校の校庭の桜が満開。花の向こうから子供達の楽しそうな声が聞こえてきました。また、中島川沿いの小さな公園では、桜が風にあおられ子供らが宙を舞う花びらをつかもうと、手のひらを広げて走り回っていました。その日の風は思いのほか強く、川沿いの柳の枝もしならせるほど。その枝に生えた若葉がとてもきれいでした。日本の「色」の世界では、やや白みをふくんだやわらかな印象の黄緑色を「柳色(やなぎいろ)」といいます。それは文字通り、柳の若葉の色。「桜色」とともに日本の春を代表する色だそうです。  長崎市役所の19階にある展望フロアにある「屋上庭園」でも素敵な春色との出会いがありました。スミレです。たぶん、庭園の芝生の土にスミレの種がまぎれていたと思われます。このスミレはいわゆるスミレ色(紫)のスミレでしたが、実は、この春、白いスミレとの出会いもありました。ブロック塀と道路との間に咲いていたのですが、真っ白というより、温かみのある乳白色の花びらです。図鑑で調べると、どうやら「アリアケスミレ」という種類に近いよう。ちなみに日本のスミレの種類は約60種類。それらを見分けるのはかなり難しいそうです。   春めく季節はやはり鮮やかな緑色に目が止まります。春野菜が並ぶ店頭で、ひときわ目をひいたのがアスパラガスです。長崎県のアスパラガスは、全国で4位の生産量。江戸時代にオランダ船が運んできたと伝えられる野菜のひとつです。この時期に出回るものは「春アスパラガス」と呼ばれ、色あい、香り、甘みがしっかりしているのが特長です。アスパラガスには、アミノ酸のひとつで疲労回復に効果があるとされるアスパラギン酸が豊富に含まれています。春の疲れに、アスパラガスをどうぞ。

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  • お客様の声

    今回、進物で久々にみろくやさんの皿うどんを頂きました。やっぱりみろくやさん☆最高においしかったです!!外国人の友人にも食べてもらう機会があり、すっかりみろくやさんのファンになりました(^^)12月にまた日本にきます♡長崎県 Y・T様手軽に作れて、野菜も肉も取れて、とても美味しく頂きました。子どもたち(小6・中3)もおいしいとペロリ!是非また食べたいです!!滋賀県 A・M様息子が修学旅行の土産で買ってきてくれました。「具材付」というのに惹かれたとのこと。家族で美味しく頂けました。揚げかまぼこの風味、食感が良く、とろみもあり、優しい味で楽しめました(^^)北海道 M・S様

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  • 第663号【令和七年弥生のあれこれ】

     大雪や山火事など災害に見舞われた地域の方々に、気持ちがほころぶ春が一日も早く訪れることを祈ります。  長崎の3月は、そぼ降る雨ではじまりました。咲いたばかりの菜の花を濡らし、ひととき春のぬくもりを感じさせました。しかし、雨が止むと真冬の寒さに逆戻り。三寒四温で本格的な春は訪れるものですが、今年は寒暖の差が激しすぎる気がします。体調に気を付けて過ごしたいですね。  季節の移り変わり方がいつもとは違うなと感じることが多くなりましたね。それは、花々の開花にも影響を与えているようです。今年はじめ数輪の花を咲かせていた西山神社(長崎市西山本町)のカンザクラ。地元では、旧暦の正月頃に咲くことから「元旦桜」の異名で知られています。今年は長引く寒さで開花が進まず、ひと月遅れの3月はじめに満開を迎えました。「元旦桜」の推定樹齢は126年といわれ、南方系起源の桜として貴重なものだそう。花の表情や色合いにそんなルーツが感じられました。  西山神社では、拝殿の脇に植えられた梅も満開を迎えていました。よく見ると、1本の木から紅白の花が咲いています。こうした咲き方を「源平咲き」といいますが、桃や椿などでも見られることがあります。  中島川の石橋群のひとつ桃渓橋(ももたにばし)のたもとに植えられた数本の桃の木。こちらも開花は例年よりやや遅れ気味のようですが、つぼみはいまにも開きそうでした。和暦を見るとちょうどいまが、七十二候の「桃始笑(ももはじめてさく)」の時期です。それにしても、「咲」を「笑」と表現した昔の人の感性がうらやましい。人の暮らしが自然とともにあったことが伝わってくるようです。  桃渓橋界隈を歩いていると、ハクセキレイ、セグロセキレイ、そしてキセキレイと、続けざまにセキレイの仲間を見かけました。少しあたたかくなると餌を求めて活発に飛び回るのです。ちなみにハクセキレイとセグロハクセキレイは遠目には見分けがつきにくいのですが、目の下から胸元まで黒いのがセグロセキレイです。  春めく動きを見せるのは野鳥たちだけではありません。店頭には旬の食材があれこれ登場しています。鮮魚コーナーの一角では地元産の生ワカメが「新物」の札をかかげていました。塩蔵や乾物で一年を通して常備されるワカメですが、旬(収穫期)は3月から。葉体のやわらかな口当たりと茎部分のコリコリ感は春を告げるおいしさです。   汁物、和え物、サラダなどいろいろ使えるワカメですが、ほかにも意外な食べ方があります。それは、サンドイッチです。作り方は簡単。食パンにマヨネーズを塗り、ワカメをはさむだけ。あっさりとして食べやすい軽食の出来上がりです。ちなみに明日、3月13日は「サンドイッチの日」。旬のワカメでサンドイッチを作ってみませんか。

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  • 第662号【ランタンフェスティバルと冬の野鳥】

     2月に入ってまもなく、列島に居座った今シーズン最強の寒波。雪に慣れた北国の人々も困惑するほどの雪量が引き起こしたさまざまな被害に心がいたみます。復旧が無事にすすみ平穏な日常がいち早く訪れることを祈っています。一方、九州・長崎では、積雪は数センチほどでしたが、身体に堪える冷え込みが続きました。交通面では、長崎市街地の平地を走る路面電車は運行しましたが、一部の道路で路面の凍結による通行止めがあり、通勤や通学、物流などへの影響がありました。また、強い冷え込みが長引いたことで、開催中だった「長崎ランタンフェスティバル」の来場者数も減少するなど、各分野に影響を及ぼしました。  今回の大寒波が訪れる直前の、2月2日(立春の前日)は節分でした。この日の午後は嵐の前の静けさのような穏やかな天候で、夕刻になると人々は役目を終えた正月飾りを携え、神社の鬼火焚きへと足を運んでいました。また、この日は「長崎ランタンフェスティバル」(1/29〜2/12迄開催)の期間中最初の日曜日ということもあり、鬼火焚きのあとランタンに彩られた街なかへ繰り出す人も多かったようです。  「新地中華街・湊公園」へ行ってみると、たいへんな混雑ぶり。毎年のことながら、極彩色の装飾が見事でした。中国の伝説や歴史上の人物をモチーフにしたランタンオブジェは、どれも表情やポーズがほほえましい。地元の人や国内外からの観光客が大勢入り混じるなか、お互いに譲り合いながら、お気に入りのオブジェの前で記念撮影。ランタンの幻想的な灯りのもと、和やかな時間が流れていました。  黄色いランタンが飾られた中島川では、水面が黄金色に輝いてとてもきれいでした。すれ違う人々から聴こえてくるのは、いろいろな言語。その意味はわからなくても、弾んだ声から楽しんでいるのが伝わってきました。見上げると、夜空には細い月と金星。長崎の冬の平和で美しいひとときでした。  今回の大寒波が終わりに近づいた頃、中島川の野鳥の様子を観にいくと、冬鳥のコガモが川面で身を縮めるようにして休んでいました。ハクセキレイやイソヒヨドリは、あたたかな羽毛のコートに身を包み、かわいらしい冬姿に。雪が散らつくなかでしたが、野鳥たちは防寒対策をしっかりして活動していました。  この日は幸運なことに、川べりで餌を探しているウグイスや、野鳥のなかでアイドル級にかわいいと評判のジョウビタキ(メス)にも遭遇しました。春の風物詩であるウグイスの「ホーホケキョ」というさえずり。これは、冬が終わり繁殖期を迎えた雄が、雌を自分の縄張りに呼ぶときの鳴き声だそう。秋・冬は「チャッ、チャッ」と小さく地鳴き。枯れ草の下の虫や種を食べて寒い季節を乗り越えます。   ジョウビタキは川石の上を、ちょこん、ちょこんと飛び跳ねながら餌を求めて移動していました。この鳥は、毎年、秋になると大陸から渡ってくるのですが、その小さな身体で、どうやって大海原を超えるのでしょうね。小さな野鳥たちのたくましい姿に、はげまされた冬のひとときでした。

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